上記の質問にお答えします。
こんにちは、タクミ(@takekawa7293)です。
僕は、学生時代にホームページ制作をしていたり、新卒で入った会社はソフトウェア開発の会社で、システムエンジニアとして、Javaをメインにコーディングしていました。
「AIにより、仕事が置き換わる」
ほんと最近、よく聞くようになりましたよね。
確かに、完全に置き換わる仕事もありますが、結論、エンジニアは全ての仕事が置き換わる可能性は低いです。
本記事では、その理由をいくつか挙げます。
「将来、エンジニアの仕事が全部なくなるかも」と、悲観的に考えすぎてしまう方にお届けします。
ぜひ最後までご覧ください。
エンジニアの仕事はなくならない理由
では早速、エンジニアの仕事がなくならない理由を2点お話しします。
理由1:上流の仕事は、人間の得意分野だから
どのようなシステムにするのかをユーザーにヒアリングする、いわゆる要件定義などの上流工程の仕事において、人間が秀でていることは、想像しやすいですよね。
ユーザーにヒアリングする際、相手の複雑な意図を汲み取る能力が求められますが、残念ながら今のAIでは難しいです。結局、人と上手くコミュニケーションがとれるのは、人ということです。
確かに、アイアンマンに出てくる、ジャービスのようなAIが存在すれば可能かもしれませんが、現代の技術では、ジャービスを作るのがかなり難しいというのが現実です。
gr余談ですが、作ってみた系のコンテンツが割と好きなので普段から見るのですが、以下の記事ではジャービス”もどき”のAIアシスタントを
Windowsのアプリで作る方法を解説しています。ジャービスを完コピできる人は今後現れるのか、楽しみです。
「How to Create a JARVIS Like AI Assistant」
https://www.wikihow.com/Create-a-JARVIS-Like-AI-Assistant
理由2:レガシーシステムをAIで完全自動化は、ハードルがかなり高い
昔から運用しているシステムの場合、AIによる完全自動化は、ぶっちゃけかなりハードルが高いです。
その理由は、以下が考えられます。
一度経営者の立場にたつと、いろいろ出てきます。
- システムがかなり複雑化で、全部をAIに任せるのは、怖くてできない
- お金がかかる(初期費用)
- 費用対効果が見えづらい
もう一度、経営者だとイメージしてください。
上記の懸念点があったとしても、株主に対して果たして「弊社はエンジニアを全員クビにして、全てAIに変更します。」と言えるでしょうか。
まあかなりハードルは高いですよね。
100歩譲って部分的なAI導入はあり得ますが、やはりエンジニアが完全にAIに置き換えられる未来は、あまり鮮明に見えてきません。
とはいえ、AIに置き換わるエンジニアもいる
「ぎくっ」としたかもしれませんね笑
全てのエンジニアがAIに取って代わられる可能性は低いことを示してきましたが、一部のエンジニアはその可能性が高いと考えられるので、その特徴をお伝えします。
AIに置き換わるエンジニア1:プログラムしか書かないエンジニア
AIは、上流・下流でいうと、「下流」の仕事を得意とします。
言い方を変えると、「人間のコミュニケーションが発生しづらい」分野です。
工場などで働く業務系エンジニアは、昔のツールを使って独自のプログラム作成をしていることが考えられるので、このパターンに当てはまりづらいかもしれませんが、例えばWeb制作の現場とかは、AIによるプログラム開発が急速に進むと思います。
実際、ホームページ作成は、ノーコードサービスを通じて、プログラミングの知識がなくても開発できる世の中に、なっています。
今後は、作りたいホームページの雰囲気のキーワードを入力することで、AIが自動でいい感じのホームページを、一瞬で作れるサービスが出てくるはずです(というか、この手のサービスは、もう出てるとどこかで知ったような)。
AIに置き換わるエンジニア2:成長意欲がないエンジニア
「下流の仕事のみできる人間エンジニア」「AI」が戦った時、前者がAIに勝つにはどうすればいいかを考えてみると、 シンプルに「成長意欲をもつ」ことだと思います。
「今のままの仕事でいいや」と言う考えだと、残念ながらAIによって淘汰されてしまいます。
そうならないように、少しでも上流の経験をすることや、コミュニケーション能力を上げるなど、AIの不得意領域での経験を積むと、AIに取って代わられにくいエンジニアに成長できます。
まとめ;AIを恐れすぎるな
ここまでご覧いただきありがとうございました。
AIが人間の仕事を奪うという議論は、近年になってますます増えてきた感じですが、ぶっちゃけ、AIは恐れすぎなくても良いかと思います。
確かに、今までやっていた仕事が奪われるのは辛いですが、どうぜAIを使うような新しい職種が生またりしますので、それをやれば良いだけです。
同じような流れが、産業革命の機械打ち壊し運動の時代にあり、当時は手作業を機械で効率的に作業をしようとする経営者に対して、労働者が反発しましたが、今や我々は「その機械」と共に仕事をしており、機械なくして仕事がほぼ不可能といったレベルです。
将来求められるスキルは、AIとともにいかに上手く仕事をするかであると考えています。
きたる未来のために、AIについて毎日少しだけ詳しくなることが大切ですね。