「なんで日本人って、英語話すの苦手なんだろう」
「もっと英語上手くなるにはどうすればいいんだろう」
本記事では、上記のようなお悩みを解消します。
この記事では、なぜ日本人が英語で話すのが苦手なのかを解説し、その後、上達するためのアクションプランまでお伝えします。
本記事を書く僕は、不器用ながらもTOEIC750点まで伸ばし、今では外国人バーで外国人の接客を英語でしています。
英語が苦手で、外国人と喋ることに消極的な日本人が多い状況を変えたいと、僕は思っています。
かくいう僕も、昔はシャイで、外国人と喋ることはもってのほかでした。
しかし今では、英語で外国人とコミュニケーションをとることをとてもエンジョイしています。
「あなたにもこの感覚を味わってほしい。」
そんな想いで本記事を執筆しました。
あなたのお役に立てたら幸いです。
なぜ日本人は英語で話すのが苦手なのか
では、なぜ日本人は、英語で話すのが苦手なのでしょうか。
いろんな国籍の英語学習者(ペラペラな人)に、どうやって上手くなったのかを聞いたら、この疑問への回答が明らかになってきたので、以下に共有します。
・日本語で事足りるから
・授業中、日本語で教える
・国民性の問題
それぞれ、解説します。
日本語で事足りるから
あなたは普段日本に住んでいて、英語をどうしても使わなくてはいけない場面って、どのくらいありましたか。
おそらく、ほぼないと思います。
それはなぜかというと、「日本に住んでいるから」です。
「母国にいるから、母国語しか喋らないのは、当然でしょ」と思うかもしれませんが、その考えはごもっともです。
だって、日本は島国で他国から離れていて、外国人が来なくて、人口が1億強いるので、特に英語を喋る必要性がないですもんね。
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気づきましたか?
これこそが、日本人が英語を話すのが苦手な一因です。
つまり、英語を喋る機会が少ないし、必要性もないからなんですね。
では、他の国を見ると、例えばフィリピンでは、9割ほどの人が英語を喋れます。
元植民地の関係で、日常生活や学校でも、英語を普通に使っています。
では、お隣の韓国はどうでしょうか。
韓国は、人口が日本の半分ほどなので、国としてはもっとグローバルに活躍できる人を育てないと、国際経済力が衰えていくことが想像できます。
これは僕が留学中に知り合った韓国人を見ていて思ったのですが、彼らは、言語習得のガッツみたいなのが、伝わってきました。
中には、日本語がかなりペラペラな韓国人も何人かいて、グローバル志向な意識がとても感じられました。
こういった歴史的・経済的背景から「日本は他国に比べて、英語を話せるようになる必要性があまりない」ということが、言えてしまいます。
授業中、日本語で教える
「授業中、日本語で教える」と、普通に思えますが、これは普通でもありません。
先ほどお伝えしましたが、フィリピンでは授業がほぼ英語で行われています。
一方、日本では、日本語で教えていますよね。
英語の授業も思い出してみてください。
今思えば、この教育システムのせいで、僕らは「侍イングリッシュ」という、ネイティブの人の知らない英語を身につけてしまったのではないかと思っています。
言語習得は、小さい頃に身につけるのが一番伸びやすいので、この日本の英語教育システムが変わることを勝手に願っています。。
国民性の問題
日本人は「迷惑をかけてはならない」「他人に声をかけるのは失礼」を美徳とする文化があり、これも日本人の英語上達の阻害原因です。
実際、日本語・英語がめちゃくちゃ上手いスリランカ人の友達に、どうやって喋れるようになったのかを聞いたら「とにかく話しまくった」と言っていました。
あと、彼らと喋っていると、自分の国の発音に誇りをもって堂々と喋っている感じがします。
こちらは、僕が名古屋城に行った際、インド人に急に声をかけて道案内した時の動画です。
おそらくインド英語に不慣れな方は、彼の英語を聞き取るのは、かなり難しいと思います。
でも、彼は、自信満々に英語を喋っていたし、僕は喋っていて気持ちよく感じました。
これは僕が英会話スクールに行ってた時ですが、その時は50代ほどの主婦の方と一緒のクラスになって、その人の喋り方を観察していました。
彼女は、言葉を必死に紡ぎ出すように慎重に話していて「伝わらないと恥ずかしい」みたいな雰囲気を感じていました。
日本人が英語を上達するためのアクションプラン
これまで、日本人がなぜ英語をうまく話せないのか、その要因を3つほどお伝えしました。
では、そんな日本人がどのように英語を話せるようになるのか、アクションとマインドをセットでお伝えします。
・【マインド】恥を捨てろ
【アクション】とにかく、話しに行く
日本人はインプットが多いという印象です。
例えば、TOEICは大半がリスニングとリーディングの試験を受けますが、それによって英語を話せるようになるかというと、それはまた別の問題です。
実際、僕はTOEICを受けたことがありますが、これで英語が喋れるようになるとは、全く思いません。
一部、この勉強だけで英語を話せるくらいの天才がいるかもしれませんが、本記事の読者はそういう人ではないと思いますし、僕も天才ではありません。
もちろん、座学の勉強も大事ですが、「英語を話せるようになる」には、スピーキングの練習が大事です。
イギリスの大学に留学した僕の友人が、スピーキング力の大切さについて、以下のように言っていました。
これを聞いて、僕は腑に落ちました。
確かに、スピーキングができていれば、それを後は「聞く」「書く」「読む」という動作に変えるだけです。
彼は英語学習の本質を語ってくれていました。
僕の尊敬する友人です。
【マインド】恥を捨てろ
最後は、精神論です。
とにかく、英語を喋る時のありとあらゆる恥を捨てましょう。
「間違っていたらどうしよう」
「変に思われたらどうしよう」
こんなモヤモヤがあったら、今すぐ捨ててください。
とはいえ、このマインドブロックの解除が簡単にできない方がいるかもしれないので、その方法をお伝えしておきます。
失敗は、経験値
あなたはどうやって自転車に乗れるようになりましたか?
最初は何度も転んで、転んで、、ようやく乗れるようになったはずです。
転ばないでうまくなる人もいるかもしれませんが、ほとんどの人は失敗を何度もして、うまくなっていきます。
なので「失敗=成長のための1歩」と思ってください。
あなたが天才でない限り、失敗なくして英語上達はあり得ません。
僕らは、失敗を通して修正し、英語がうまくなっていきます。
まとめ:【なるほど理解】なぜ日本人が英語を話せないのか
これまでみてきたように、日本人が英語を話せないのは、ある意味しかたないことだと言えます。
文化的・地理的・経済的面から、日本は英語に触れる機会や必要性が少ないです。
じゃあ、それが分かったら、僕らがやるべきは、やっぱり「話に行く」一択になります。
国内だけでもいいですし、もっと追い込みたい方は、留学という選択肢もあります。
あなたのできる範囲でいいので、「話に行く」意識を、普段の英語学習に取り入れてもらえたら英語がうまくなると、僕は考えています。