大学で学ぶ経済学に興味をもっている人
「経済学ってどんな勉強するんだろう..なんかボヤっとしていて、何を勉強するかよくわからない。」
経済学部在籍のぼくが、こういった疑問に答えます。
記事の流れ
- 経済学で学ぶ内容
- 経済学の講義を受けるまでのQ&A
- 大学生の期間は「学問」以外も学ぶべし
経済学で学ぶ内容
大学で勉強する経済学は、その大学によって学ぶ内容が変わってきます。
詳しくは
「(大学名) 経済 カリキュラム」
と検索すれば学ぶ内容が書いてあるはずなので、自分の調べたい大学のカリキュラムを調べてみましょう。
ここでは、それぞれの分野から2つほどピックアップしてご紹介します。
基礎科目
マクロ経済学
マクロ経済学では、経済社会全体の目線から物事を見ていきます。
例えば、貨幣需要が増えたときには供給量と等しくして市場を落ち着けなくてはいけません。
そこで貨幣需要を減らすためには、利子率を上げればいいですよね。
利子率を上げれば、お金をみんなが預けるからです。
このような感じで、マクロ経済学は世の中の流れをざっくり理解する学問です。
ミクロ経済学
先程出てきたマクロ経済学とは反対の学問です。
「マクロ」が「巨大」という意味に対し「ミクロ」は「すごく小さい」という意味です。
ミクロ経済学では「個人の消費者、企業」に着目し、どういう行動をとればいいのかを学びます。
細かく見ていくので、数学の考えを結構使うイメージの学問です。
国際科目
国際経済政策論
今まで行われてきた国際経済政策を世界視点で見ていく学問です。
グローバル化、通貨危機などいろいろな状況に対し、世界がどのような対策をとってきたのかなどを学びます。
アジア経済論
先程の「国際経済政策論」のアジア特化版の学問です。
「アジアの経済政策」にスポットをあてて勉強していきます。
経済史科目
日本経済史
日本はどういう経済状態にあったのかを、江戸時代近くから遡っていきます。
当時使われていた貨幣、活躍していた組織などについて学べます。
西洋経済史
「日本経済史」の西洋、つまりアメリカ、ヨーロッパ版の学問です。
産業・組織科目
マーケティング論
マーケティングについて学びます。
消費者が購入するまでのプロセスや、企業がどのような工夫をして売上を伸ばしているのかなど、広くマーケティングのことについて学びます。
現代産業論
産業についての知識を深くすることができます。
例えば「総合商社業界」や「自動車産業」などについて学ぶことができます。
分析科目
ゲーム理論
社会の中で互いに影響しあっているときに、どうすれば最善の意思決定ができるのかを学ぶ学問です。
わかりやすく言うと、囲碁やチェスで上手く勝つにはどうすればいいかを実社会の企業にあてはめてみて考えます。
ゲーム理論を学ぶことによって読み合いのゲームがより楽しくなるかも笑
経済統計論
統計について詳しく学びます。
例えば、「予言的中区間」という言葉があります。
ある母集団(全体のデータ)から一つデータをもってきます。
予言的中区間を使えば、その値がどの範囲にあるのかが95%の確率で的中できるんです。
面白いですよね笑
経済学の講義を受ける前のQ&A
A
講義をしっかり聞いていれば基本、単位はとれます。
単位というのは大学を卒業するのに必要な、成績を証明するようなものです。
講義の終わりに、ある程度の成績を収めれば単位がもらえます。
単位の数は講義によって変わります。
授業中に教授が「ここが大事」みたいなことをほのめかすことがあるので、そこをおさえれば単位はとれるから大丈夫!
A
数学の「微分」を極めておくのがおすすめです。
経済学の講義って微分の式が急に出てくることがあるんですよね。
「微分はもっとやっておくべきだったなあ」と今になって後悔しています笑
数Ⅲの微分の基礎(積の微分・商の微分)までを少し勉強おくだけでも全然理解度が違うと思います。
あと、ぼくがおすすめする本が1冊あります。
「経済用語図鑑」という本です。
経済学に関連する用語がたくさん紹介されています。
イラストが多めで非常に読みやすいです。
これを読めば、講義で出てくる経済用語をある程度カバーできるので遅れをとりづらいし、新聞を読むときにもきっと役に立つでしょう。
そして何よりも、経済学への興味が湧いてくると思います。
大学生の期間は「学問」以外も学ぶべし
大学生になると、サークルやバイトでコミュニケーションを学ぶことができます。
ぼくはサークルもバイトも辞めてしまいましたが、いい経験になったと強く思っています。
大学生のとき、一番勉強になったと思えることは一人で海外旅行に行ったことです。
すごかったです。価値観がほんとに変わりますからね笑
詳しくはこちらをどうぞ↓
大学以外での勉強もぼくは重要だと考えています。
ぜひ大学生のうちにいろいろと行動してみてください。
人生が変わるきっかけになるかもしれません。
それでは以上になります。